転職先で人間関係に困らないためには
看護師や介護士が転職する理由の一つに「人間関係」が挙げられます。利用者や患者とのコミュニケーションがうまく取れなかったという理由よりも、職場内の不和を理由にする人が多い傾向にあります。介護施設や病院では看護師と介護士の派閥があるなど、古くから残る職場風土に辟易したという人も見られます。
転職をすれば、気持ちをリセットして新しい信頼関係をイチから構築できると考えることができます。しかし人間関係に関しては自らの理想的環境ができあがっているため、実際の職場に対し「こんなはずじゃなかった」と転職失敗を実感することもあるようです。
看護や介護の仕事はスタッフ同士のつながりが大切です。失敗しない転職対策として職場見学を入念に行うことをおすすめします。職場体験などを提供している事業所もあります。実際に数時間看護や介護の仕事に携わってみて、働きやすさを推し量るほか、人間関係の観察などを行いましょう。
入職後は、挨拶をきちんとする、返事をはっきりと返すなど基本的な動作をしっかり行うようにしましょう。「でも」や「出来ません」という言葉を使うことは避け、「わからないので教えてください」や「お願いします」「ありがとうございます」といった言葉を中心に使うように心がけましょう。それだけでも、職場内の空気が大きく変わります。また他人の詮索はNGです。互いに打ち解けてから話を始めるなど段階を経て付き合うようことで人間関係を円滑にすることが可能です。